「ただいまー。」


「おかえり。遅かったじゃねーか。」


「心配してくれてたの?」


「な、んな訳ねーだろ。馬鹿‼」


「あ、図星なんだ。嬉しッ‼」


「う、うるせー。黙れ。」


ふふッ。ほんと嘘つくの下手なんだから


。でもね、ホントにホントに嬉しいんだ


。だって寮で住む前は、ただいまなんて


言っても独りだったから……。だから、


樹のおかえりがホントにあったかいんだ


よ。


「おい。そんな所で突っ立ってないで


早く中はいれ。パーティーは7時から


だぞ。お前、どーせ準備に時間かかる


だろーが。」


「ううッ。ごもっともです。


だけど、そんな言い方する事ないじゃ


ーん。」


「はいはい。うるさい口塞いで入れよ。





拗ねたふりしてリビングに入った私なの


ですが、樹、全然私に知らんプリしちゃ


ってますよ。逆ギレか。