「え、で、でも―――……」

「でも、じゃないの」



正輝君はチラッと隼人君を見て



「非常階段、いこ」



と言って私の腕を引っ張った



「っえ、ま、正輝くっ……」




最後に隼人君をふと見ると

私を冷たい目で睨んでいた―――…




やっぱり

私は嫌われてるんだなあ……




あ、いけない

違う意味で涙でてきそ……