チッ……

ばれてたのかよ…勘鋭いな……



俺は2人の方に歩いていった





「は、ははは、隼人君!」

「……」



俺は無言で正輝を睨んだ



「…お前がそんな態度だからだろ」

「…失せろって」

「はいはい、わかったよ」



正輝は由梨に手を振った後

グラウンドの方へ歩いていった



一気に静かになるベンチ



俺は緊張気味の由梨の隣に

ドカッと腰掛けた