― 隼人side






俺は校舎の陰に座り込んだ




由梨が

正輝に告られていた




正輝が由梨を好きだったのは

ずっと前からわかってた



「くっそ………」



由梨は、俺の女だ

今すぐにでも止めに行ってやる




そう思い立ち上がった、その時

由梨の声が聞こえてきた




「正輝君……あのね…」