「――――俺達、カレカノだろ?」





そう言った途端

由梨の顔はみるみる強張った




………あ

俺、何言ってんだろ




俺こんな事、言える権利ねえじゃん




「………隼人君」

「…何?」

「…早く、終わらせようよ」




その時に見た由梨の顔は

笑ってたけど、泣いていた





この夏休み

俺と由梨の間に更に壁が出来た