私が顔を上げるとそこには隼人君と 同じサッカー部の正輝君がいた 「あ、正輝君、おはよう」 「……泣いてんの?」 「え…?」 正輝君は親指で私の目をこすった 少し、くすぐったい 「……隼人だろ」 「…いつもの事だよ!」 「……由梨…」 正輝君はいろいろと隼人君の事で 相談に乗ってくれたりしていた 優しくて 王子様みたい