――――――――



「じゃ、よろしく頼むな」

「はーい」



私は生徒指導の先生にプールの

鍵を渡されている所だった



私が職員室を出ると

壁にもたれる正輝君がいた



「お待たせ!」

「おー、じゃあやるかあ」

「ありがとね!」

「いいよ」



私の持っていた荷物を取って

前を歩く正輝君に



――つい、ドキッときてしまった