「ん……っ…」 静かな誰にも邪魔されない空間に 私の口から漏れる声が響いた 「由梨…」 「隼人く…ん…」 今の隼人君は、何だか優しい 大好き、やっぱり、好き…… 「ねえ、隼人君……」 「ん」 「……優梨子さん、って…」 その名前を出したとたんに 少しだけ肩を揺らす隼人君