「……とりあえず、やる?やらない?どっち?」 「え?……あの、や、えっと……や、やります!!」 直球で聞いてくる彼に、私は思わず頷いてしまった。 これが、波乱の幕開けだとも知らずに……。 何かわからないけど、とりあえず、それで弁償の代わりになるならいいの……かな? 「ふっ……ま、詳しい事は明日教えるから。明日から朝の6時半にこの教室来て」