ぷにっと人差し指で頬をつつかれその手を払いのける。




「泣きそうな顔なんてしてないし」




緑川の方にからだごと向けようとしたが、姫ちゃんと巧平の2人が楽しそうに話してる姿が目に入ってきて私は前に向き直った。



やだ。


やだやだ。


最近胸がざわつく回数が増えている。
たまぁにズキッてするんだ。



理由はちゃんとわかってるよ。



伝えられない想いなんて
持っているだけ大変だ。