呼吸する暇さえ与えてくれない。 それなのに、優しくて。 でも、壊されそうで。 身体がキュンと疼く。 「やっぱ無理」 頭が侵食され始めた頃、 あたしは陽に抱えられそのままなすがまま。 気付いたら朝になっていた。 横には大好きな陽がいて、 昨日のイルミネーションに代わって 雪があたし達を見守っていた。