二人で横目にぬいぐるみと陽をみる。



まだ続けているキッス。



「奏~?」


麗華さんの声がした。


ビクッとなった奏さん。



「逃げてるんだった!!」


急いでドアに走る。



陽にドンッとぶつかり謝って行った。


ぬいぐるみはその拍子に、


廊下へ………




陽はあたしを見る。



「奏と浮気?」


後ずさりをするあたし。



一歩ずつ近付く陽。



ソファーに当たり、

トンッと座ったあたしに陽は言った。




「チョコより甘くしてあげる……」




と。