く、苦しいっ あたしは陽の背中を叩く。 いつもなら離してくれるのに、 今日はなぜか離さない。 そう思ってると、 陽があたしの舌を捉えた。 絡まるように、 侵すように、 絡めて離さない…… 「陽……」 しゃがみこんだあたしと同時にしゃがんで、それでも離してくれない。