「礼がいないと俺寝れないよ? 礼に会いたくて始発乗ったし。 俺、礼がいないと死ぬかも……」 そこまで礼を好きになった。 こんなこと予想できなかった。 生徒に想いを寄せ、 こうやって続くことなんて。 「あたしも……」 腕の力を緩め、 目線を俺と合わせた。 「陽、お帰り」 やっぱり可愛いぞ。 1日ぶりの礼が愛しくて。 その唇にキスを落とす。 何度も繰り返す。 礼って俺を夢中にさせる魔法でも 使えるのかな? 眠さなんて完全になくなる。