何かとはノートと一緒に器用に折られたメモ帳が添えられていた。


雪崎は、オレが授業中寝てたりしてノートを取れないでいると必ずといっていいほどノートを貸してくれる。


でも手紙をくれたのは初めてだ。

手紙をそっと開くと雪崎らしい綺麗な字が並んでいた。






『隣町の新しく出来たショッピングモール行きたいな。
それでもいい?』




隣町にあるショッピングモールといえば先月出来たばかりだ。

ショッピングモールなのに観覧者とかコーヒーカップとかちょっと遊園地みたいな所もあって子供やカップルに人気の場所にありつつある。


雪崎らしいな、と思い紙を閉じようとしたらメモ帳の端っこに小さな字で何かが書かれていた。