ちょっと考えさせて、と雪崎は言いちょうど昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。




教室に戻り授業を受ける。

5時間目は朝練がある部活組にとっては一番睡魔襲われる授業だ。


しかも教科はオレの嫌いな生物。

ヒジをついてばれないように眠って授業を終える。


休み時間になってみんなザワザワと騒ぎ出す。

オレは眠気がおさまらなくてボーっとしていた。



パチッと雪崎と一瞬目があった。

気のせいかと思ったけど違うみたい。



雪崎が自分の席を立ち上がり徐々にオレの席へと近づいてくる。


ニコッと笑い何も言わずに俺の机に何かを置いた。