いまだに状況が飲み込めない私は頭に?マークを付けまくっている。
「オレは雪崎を待ってたの」
「へ~、雪崎さんを待ってたんだ・・・・って、え!?」
やっと状況を理解した私を見て秋野くんは吹き出した。
そして身体を九の字にして笑い出した。
「雪崎、天然すぎ!マジウケるっ!!」
「ちょっと!笑わなくたっていいじゃない・・・」
少しむくれながら反論した。
秋野くんのワイシャツの袖を掴むと彼の手がそっと添えられた。
「まあ、怒るなって。な?」
「・・・・っ!」
顔がカァッと赤くなるのが自分でもわかった。
反則だよ・・・・
そんな顔で微笑まれたら誰だって許しちゃうよ・・・・

