ポジティブに考えて頬を軽く叩く。


(誰かに報告したいな)


そんな気持ちが芽生えたけど私には仲の良い友達がいない。

4月の初めは色々とウワサがあったから私に話しかける人がいなかった。

だから友達をつくりそこねてクラスでは浮いてる存在。


それに私の親友は心音だけだから。



「心音、大丈夫かな・・・」



呟いてみる。
秋野くんもおばさんも「私のせいじゃない」って言ってくれた。


けど本当はちょっと心の中でまだ私は私を責めている。


明日、病院に行こう。

私が心音の小さな手を握れば目が覚めるかもしれない。
そしたら絶対に謝らなくちゃ。