「おばさん。私のせいかも知れません。」


おばさんの横に置いてあるパイプイスに座る。


「え?」


「今朝、心音と口ゲンカになって私ひどい事言っちゃって・・・」


声に出したら本当にそうだとしか思えなくなってきた。

自分が情けなくて涙が出てきてそのまま頬を伝う。


「私のせいだっ!私のせいで心音は・・・・っ」


次から次へと涙が流れてきた。
声を出して私は泣いてしまった。


「沙菜ちゃんっ!」


ひざの上に置いてあった私の手におばさんの手が重なった。


「沙菜ちゃんのせいじゃないのよ。大丈夫」


おばさんは泣いている私の背中をさすってくれた。


でも私は私を責めるしか出来なかった。