ドキン、ドキン・・・・



オレの胸が高鳴る。


心臓の音が大きすぎて雪崎の事起こすかも・・・


なんて思ったときだった。

横にあったオレの手に温かいものが触れた。

オレの手に雪崎の手が重なっていた。


ドキッ!


オレの心臓がさらに大きな音をたてる。

理性が失われそうだった。


何とか保とうとするもそれには勝てずに雪崎の顔に自分の顔を近づける。


雪崎の唇まであと数センチ・・・


でもその数センチが届かなかった。