由利は最初からかばってくれた訳じゃないんだ。

信じてたのにっ!


信じてたのにっ!


私はその場に立ち尽くしてしまった。

由利が振り向いて何かを言う。

なんだっけ?その時の言葉はあんまり覚えてないや。


私は気がついたらその場を走り出していて屋上へと向かっていた。

ハッと周りを見ると屋上の立ち入り禁止部分があった。

そこには柵もフェンスも何もなくて危ないからって事で立ち入り禁止になっていた。

立ち入り禁止といってもロープが張ってあって張り紙がしているだけだった。


そのロープを乗り越え屋上のふちの部分に立つ。
もう死にたい。
私には生きてる意味なんてないっ