それでも好きだよ。

もうこんな毎日ツライ・・・・

心音は体調が元に戻らないから遠くの病院で専門的に治療を受けることになった。
だから、休学届けを出して今は学校に来ていない。





10日程経って唯一かばってくれる人がいた。

その子の名前はよく覚えていない。
下の名前は「由利(ゆり)」と言った気がする。
突き飛ばされて倒れていた私に手を差し伸べてくれた。

同じクラスで私が何か言われると、その人達をキツイ目でにらんで黙らせてくれた。
物を隠されたら一緒に探してくれた。
「何かあったらすぐ言ってね」と言ってくれた。

本当に信頼していた。
笑顔が可愛くて信じてたのに・・・・

1週間たったある日私は心も身体もズタズタになった。

由利と一緒に帰ろうと思って由利を探していた。
すると廊下から話し声が聞こえた。