それでも好きだよ。

そんな言葉がいっぱい書いてあった。


「な・・・にこれ・・・・」


少し涙が出そうになるのを下唇を噛んでこらえた。
周りを見渡すとみんな一斉に私から目を反らす。

雑巾を急いで持ってきて拭いた。



「はぁ・・・・」



帰り道、1人で大きなため息をついた。
鈴加たちには今日一日無視されて。

他の子に話しかけようとしたらその子達にも無視された。
瑠奈達クラスの子にも手を回したんだ・・・・


大丈夫、大丈夫


そう自分に言い聞かせ夕焼け空を眺めた。