夢を見た。

よく見る夢で私は絶対思い出したくない夢。
中学時代のあの頃の出来事が夢になってたびたび出てくるんだ。



あの頃の私はまだ中学2年生で紺色のセーラー服を着てた。

心音とクラスが同じになって毎日がすごく楽しかったな。
中2になって私と心音はいつも一緒にいたけど望月奈緒美と橘鈴加と木村瑠奈と席が近くになった事もあり5人で行動するようになった。

鈴加には好きな人がいてよくコイバナに花を咲かせていた。

名前は「萩本 龍人」。

萩本君は一緒のクラスで顔良し、頭良し、スポーツ良しの3拍子で女子からかなりの人気があった。
私は全然興味なかったけど。

今まで告白した女子はいっぱいいたらしい。
でも、萩本君の答えはいつも決まっていたらしい。


「自分から好きになった子じゃないと付き合わない」


この事を知っていた鈴加は「絶対好きになってもらう」と心に決めていた。
だから私達は鈴加にできる限り協力した。

それまでは歯車は丁度良く回っていた。



でも、それを狂わせたのは心音だった・・・・


いや、心音は悪くない。
あの3人が勝手に怒ってるだけだから・・・・