それでも好きだよ。

手紙を読み終えた私は涙が止まらなかった。

もうずっと止まらないんじゃないかと思った。


「…っ‥うっ…心…音…っ‥」


心音、ありがとう。

私に勇気をくれてありがとう。


ごめんなさい。
これを読まなければ私はずっとコウに対しての自分を許せなかったと思う。


コウに会いたい。



会って4年前、姿を消した理由と私の気持ちを伝えたい。



明日、コウの学校の児童が退院する。

その時彼はきっと現れるはずだ。


絶対にもう間違わない。


決めたんだ。