「心音の部屋のものを整理してたらこれが出てきたの。
沙菜ちゃんのあて名が書いてあるし…
本人に渡したほうがいいと思って」


封筒の表には「雪崎沙菜様」と書いてあった。


それを受け取り、カバンに入れた。


それから最近の報告をして別れた。


私は家に帰り心音の手紙を開いてみた。


それは5、6枚あるようで心音らしい綺麗な字で一字一字つづられていた。


私はそれを読まなければ未来は違っていたと思う。