オレは沙菜を学生寮まで送り届けた。


「今日はありがとう。
またね!」


沙菜が手を振って中に入ろうとした瞬間、オレは沙菜の腕を引き寄せた。


チュッ


オレは沙菜の唇にそっとキスをした。



ゆっくり離すと沙菜は顔をすいか並に真っ赤にさせた。



「じゃあな!
また連絡するから!」


オレは大きく手を振りその場を後にした。



空にはたくさんの星が輝いていた。