「行こう!」


オレは沙菜の手を握り歩いた。


次に向かったのは雑貨屋さん。


沙菜が使っていたマグカップが壊れたらしい。


オレが選んでみたけど「私の趣味とちょっと違う」とあっさり却下された。



レストランの予約時間になった。

オレらが向かったのはファミレスより1段階アップしたような感じの所。

手ごろな値段でコース料理が食べられる。


コース料理はメインが肉と魚から選ぶことができた。

沙菜は「おいしい!」の連発だった。



「この後、どうする?
オレの部屋来る?」


レストランを出てオレが聞いた。


すると沙菜は首を横に振った。


「今日は帰る。
明日早いんだ…」


「そっか。じゃあ送るよ」