センター試験とちーちゃんの手術の日。

私の胸はいろんな意味で高鳴っていた。


忘れ物が無いかは何度も確認したしちーちゃんや心音にも「頑張ってくるね」とメールを送った。

試験会場へ向かい席に着いた。

最後の復習をしていたら試験監督者が入ってきた。



「始めっ!」



その瞬間、紙と鉛筆を走り書きする音が聞こえた。