「じゃ、またね」


「うん!また明日」


沙菜と家まで送りオレは帰った。


オレは1人家路を歩いていた。
ふと、今日沙菜が言ってたことを思いだす。



『もし、2人とも大学に合格したら都内だけど今見たいには会えなくなるね』




そっかぁ・・・

きっと今より大学のが忙しい。
しかも沙菜が目指しているのは医大だ。


頑張ってくれるのは嬉しいけど会えないのはツライ。

矛盾してるかな?



「・・・よし!」



両頬をパチッと軽く叩いた。


だったら今、残りの高校生活を楽しく過ごそう。


そうゆう考えにしてオレは寂しさを紛れさせた。