笑顔で言うと秋野くんは少し顔を赤くした。


「別に、オレは何もしてないけど」


「ううん。秋野くんと一緒だったからこんなに楽しめたんだよ」


そう私が言うと秋野くんが突然立ち上がった。


「だ、ダメだよ傾くと怖い・・・」


私の言葉を無視して秋野くんは私の隣に座った。


「雪崎がそうゆう事言ったからだからな!」


秋野くんは顔を赤くしながら言うと私を引き寄せた。

そして秋野くんの唇が私の唇に重なった。


私達は観覧車の一番上でキスをした。
ゆっくりと唇を離すと真っ赤な顔をした秋野くんが横を見てた。


そして私の右手を秋野くんの左手が握った。


「・・・・・・」


「・・・・・・」


お互い無言のまま観覧車を降りた。


帰りの電車を待っていたときだった。