俺の彼女

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「ねぇ…俊介ってば…」



シャツの裾を引っ張られて、ハッとした――。


「――ん?」


「どうしたの?…あっ!また、エッチなこと考えてたんでしょ?」 


「んなわけねぇよ!」


額の汗を拭いながら必死に取り繕うけれど、麻美には全てお見通しのようだ。 


なんでだか分かんねぇんだけど、麻美は俺のこと、なんでもお見通しなんだよな。


だから隠し事なんて、できるはずもなくて……。


年上の麻美にはやっぱり適わなぇな、って思うんだ。