俺の彼女



――数分後



「ぷっ…タコ焼き臭〜い!」


「――えっ?!」



その意味を理解するのに、そう時間はかからなかった。


なんてことだ…! 


さっきまで焼いていたタコ焼きの臭いが、しっかりとシャツに染み込んでいた。


……しまった。着替えくらいしとくんだった。



これじゃ、ムードも何もかも台無しだ!



こんなときでも、笑いが出るんだよな……俺たちは。