四方を真っ黒なカーテンに囲まれた部屋。 少しばかりの隙間から差し込む陽の光。 それを頼りに、俺たちは、互いに求め合った。 ひんやりとした床の上で感じる、互いの体温。 貪るように、麻美の柔らかい肌に顔を埋め、至福の時間を過ごしたんだ。 学校という特別な空間が、俺をより大胆にさせた。 「ねぇ…、ダメだよ、こんなところで……。誰か来たらどうするの?」 擦れた声で、麻美が俺を嗜める。 「大丈夫だって!そんなこと気にしなくていいから」 「でも……」