駅前の自販機で買ったペットボトルのお茶をゴクゴク…と口に含んで、一息ついた。 「さて、と。 今日は麻美がデートプラン考えてくれてるんだよね?」 「あっ…!そのことなんだけど」 「ん?」 「今日は、俊介に任せてもいい?」 「……えっ、俺に?なんで?」 「うん。今日は俊介の誕生日だから、俊介の喜ぶこと、何でも叶えてあげたいんだ♪」 「ぶはっ!何でも!?」 驚きで、お茶を吹き出してしまった。