自宅最寄り駅に着くまで、俺のテンションは上がりっぱなしだった。
いよいよか?
うん、いよいよだな!
頭の中で、コトの流れをシミュレーションしてみる。
とにかく、あのベールに包まれた……いや、あの洋服に隠された麻美ちゃんの身体を想像するだけで、小踊りしたくなる。
サンバかルンバか?
踊れるなら何だっていい!
いっそのこと、麻美ちゃんがサンバの格好をして、俺の前で踊ってくれたら最高なんだけどな。
あ、それは目のやり場に困るか。
でも、こんな可愛い子と幸せな時間を過ごせるなんて、俺はマジで幸せ者だ。
想像しただけで顔がニヤけてくる。


