「ねぇ、俊介くん…」


「…んっ?」


唇を重ねたまま、視線を麻美ちゃんの瞳に移す。


「ここじゃ、人目につくからちょっと恥ずかしい……」


「あっ!そうだよな。ごめんね」


周りなんか、目に入っていなかったぜ。


名残惜しいけれど、ゆっくりと唇を離し、おでこにチュッとキスを落とした。


な〜んだ!麻美ちゃんって、意外と可愛いところがあるんだなぁ。


キスくらいで、恥ずかしがるなんて……。 


めちゃくちゃ可愛い〜! 

よし、決めた!


今夜は絶対、帰さないぞ!!