そうだよな……。 麻美ちゃん、可愛いもん。 ぜってぇ、男にも困らなそうだし。 どうせ、俺なんて遊びだよな。 所詮、高校生のガキなんか、本気になんねぇよな。 くっそー!マジ、ムカつく!! 両手で自分の頭をガシガシと掻いた。 ――――――― 「……ねぇ、俊介くんってば!」 「……あっ?」 「ちゃんと、人の話、聞いてる?このあとどうするの?」 「あっ、悪りぃ…」 頭をボリボリ掻いて、麻美ちゃんに平謝りした。