「…ん?どうかした?」 そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、 首を傾げながら、潤んだ瞳で俺を見つめてくる麻美ちゃん。 彼女は計算しているのか? それとも、ただの天然なのか? どっちでもいいけど、その瞳を見ただけで、俺は感情が抑えられなくなった。 エンディングの音楽とともに彼女の肩を引き寄せ、キスしようと彼女の唇に迫った――…