バシュッ

「ナイスシュート!上達したなぁ!」

優しくて暖かい大きな手。俺はこの手が大好きだった。


「将来の夢は?」

「サッカー選手!!」

「簡単になれる訳じゃないぞ?お父さんについてこれるか?」

「うんっ!」

「よし!じゃあ、練習だ!」


大好きだよ──お父さん。