~2時間後~


勇斗「やっと着いたな」


見つけた。


犁ちゃんがいる筈の倉庫…


少し小さめな倉庫。


ガラッ


思い扉を開ける。


遠子「っ!?」


中には、遠子と数人の生徒。


その真ん中には………


葵「犁ちゃん!!」


__犁ちゃん。


犁「皆………さん」


小さく開いた口は、微かにそう言った。


遠子「来ちゃいましたかぁ~。もう少しでこの子死ぬのにな~」


死ぬ!?


葵「あなた、何したか分かってるの?」


遠子「ふふっ。分かってますよぉ」


不気味に笑う遠子。


夜月「犁ちゃんを解放しなさい」


遠子「良いですよ。こんな役立たずなんかもう用無しですし」


犁ちゃんの背中を思いっきり蹴る遠子。


犁ちゃんは、葵が受け止め、気を失った。


夜月「葵、外に出てて。それと、救急車呼んで」


葵「……うん」


外に出てて行かせ、ドアを閉めた。