私達は、しばらく教室で考えてた。


うーん…と皆頭を働かせるけど、真相(?)はわからない。


何で犁ちゃんが遠子の事を話そうとしただけで酷い目にあったのか。


このクラスは、桃希君の行方不明事件に関係してるのか。


全てがわからない。


頭はとうとう働くのを辞めてしまった。


皆の頭の回転もストップして、壁にもたれて、ぐったりとする。


わざわざ学校に忍び込んでまで来たかいはあったのかな…


結局、犁ちゃんはいなかったんだし…


はぁ…


葵「校長………」


葵がポツリと呟いた。


夜月「校長?校長がどうしたの?」


葵に問い掛けると、葵は再び口を開く。


葵「校長なら、このクラスのこと………分かるかもしれない!!」


「そうか!」と皆納得して、教室から校長室へと移動することにした。