ガラッ


何故か戸締まりしていない図書室。


美希「不用心だよね~、まったく」


そういいながら、鍵保管室と書いてある部屋に入る美希。


美希「あった!これだよ、これ!」


美希が鍵を私に渡した。


夜月「ん。じゃ、行こっか!」


今度はゆっくり、のんびりと教室へ向かった。


理由は、さっき先生が見回りに来てたから、走ってたらバレるから。


早く教室に駆け込んで、犁ちゃんを助けたいのは山々だけど、見つかっては追い出されるに決まってる。


だから、我慢して歩くしかない。