「君達、何をしてるんだ!早くそこの教室から離れなさい!!」


中年の男の先生が言って、私達を退かせた。


夜月「えっ、何で!」


「早く帰った方がいい。帰りなさい」


何で先生まで…?


「早く早く…」


先生が私達の背中を押して、階段へと向きを変わらせた。


「気を付けて帰りなさい」


先生は、桃希君の教室の前で土下座をして、謝ってた。


葵「あの先生、ムカつく!!」


葵は、綺麗な顔に皺を寄せた。


夜月「…………夜、忍び込もう」


私は、皆の方を向き、力強く言った。


「「「「うん!!(おぅ)」」」」


そして、私達は、夜を待った。