紅音「…………もしかしたら、何かされたのかもしれない………」


滅多に開かない紅音の口が開き、そう言った。


紅音の言葉通り、何かされたのかもしれない。


美希「遠子って子のことを言おうとしたから……?」


美希、それって、私達のせいなのかもしれないって事?


遠子って子のことを聞こうとしたから?


そのせいで、犁ちゃんが…


勇斗「夜月、また変な考えしてんじゃねぇだろうな?」


変な考えって…


夜月「してないよ」


たぶん私は今、苦笑いしてると思う。


勇斗「………そうか」


なに、その間…


葵「それより、犁ちゃんを助けないと!!」


葵が私の服を引っ張って、怒鳴る。