犁「このクラスの人達は、桃希が行方不明になってから、授業も受けない、他のクラスの子と話さないの」


美希「えっ、でもさっき遠子って子が話してくれたけど…」


遠子って名前に、ビクッと犁ちゃんは反応した。


………?


犁「遠子は………このクラスの」


ガラッ


ダンッ!


ピシャッ


夜月「えっ…?」


今、一瞬で有り得ないことが起きた。


それは、犁ちゃんが喋ってる時に、教室のドアが開いて、誰かが犁ちゃんの腕を掴んで、中へ無理矢理連れて行き、ドアは閉まった………ということだった。


葵「犁………ちゃん?」


葵がドアに近付き、犁ちゃん犁ちゃんって言う。