犁「あっ、そうだ!」


ガサガサと鞄を漁る犁ちゃん。


犁「これ…。桃希の生徒手帳です。顔写真も載ってますし、便利だと思うので、よければ使って下さい」


犁ちゃんから、桃希君の生徒手帳を受け取り、ペラペラと捲った。


クラスは……1-Cか。


犁「じゃ、あたしはこれで…」


夜月「あっ、手掛かり見つけたら言うからねー!」


犁ちゃんは、大きく手を降り、校舎へ入って行った。


夜月「よし、1-Cへ行こう」


生徒手帳を鞄に直し、1-Cへ向かった。