私達が通うのは、お母さん達が通ってた学校ではない不思議学校というお嬢様学校。


普通の学校らしいけど、お嬢様方が言う普通とはわからない。


普通の学校じゃない。


そういう事は、分かる。


だって、お嬢様方が言うんだ。


普通じゃないに決まってる。


あっ、着いた。


美希「不思議学校って、お金持ちの学校だったんだ…」


美希は知らなかったんだ?


?「邪魔」


後ろから聞こえてきたのは、勇斗の声。


後ろを向くと、ダルそうな顔をした勇斗と、笑顔の夏希。


美希「あっ、ごめん…」


美希は、小さい頃から、勇斗の事を怖がっている。


美希、どうして怖がっているの?


って、聞くと、いつも聞こえないふりをしてる。