純白の闇


それを知る日なんて来ないのではないか。
レヴィが包容力なんて。

ともかく、せっかくこの屋上で
サボることにしたのだから
時間は有効に使わなければならない。

しかし、今日は目の前にいる奴のせいで
いつも以上に睡眠をとったため
眠気はない。
それに急にここに来たものだから
何も所持していない。


んー、せっかく来たのにな…。


「お前、本とか読むんじゃねぇの?」

確かに本は読むのは好きだ。
今だって本さえあれば、読みたい。

「ほらよ。」


―――パチンッ!

レヴィが指を鳴らすと、


「うわ…え、本?!」

降り注ぐ本。

「お前の貸し出しデータから、
俺様がお前が好きそうなのを選んでやった。ちゃんと正規の貸し出しルートを通したことになっているから
読んだら自分でちゃんと返しとけ。」

確かにどの本の作家も僕の好きな作家であるし、前々から気になっていた本ばかりだ。


「ありがとうございます。」

とりあえず、この時間を無駄にすることはなさそうだ。