流石に大学受験用の問題が
この段階で楽々解ける訳ではない。

しかも、毎回お母さんが勝手に
買ってくるので、大学の難易度も
かなり上だ。

一問解いては、解答と解説を読む。
大抵、間違っているところは
まだ習っていなかったところだが
それはそれで専用のノートに書く。


まぁ、単純に学校の課題や
予習、復習なんかより難しいし、
かなりの集中力がいる。


時計を何回も見てしまうが
針はちっとも進まない。


すると

「流石の優等生も大変みたいだな。」

邪魔をするなと言ったのに
レヴィが机の上に不良座りをして
ニヤニヤと笑ってくる。


(退いてください。)

「い・や・だ。
俺様は悪魔なんだぞ。分かってんのか。」

まぁ、確かに悪魔が僕の言うことを
毎回きちんと聞くのはどこか
おかしいような気もするが。